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ニューギニア戦線投降者に対する元参謀さんのご意見

夕食後に胃痛でテーブルから動けなくなっていたら、テレビで以下の番組が始まってしまってとどめを刺されました。
・NHKスペシャル「証言記録 日本人の戦争 第2回 太平洋 絶望の戦場」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/111204.html
なかでも胃に悪かったのは、ニューギニア戦線での集団投降事件(竹永事件)に関する元参謀さん(93)のご意見です。
大意は「他の人はがんばってたんだから投降の判断は支持できない」「指導者が自分可愛さで判断したのではないと信じたい」というとこです。
話には聞いていましたが、リアルにこういう人が戦争計画して前線に人をやってたんだなーというのを目の当たりにできてしまう、けっこうな衝撃映像でした。


そういや昔、「平成日本のよふけ」に出ていた最晩年の瀬島龍三氏からも上に類するいろいろなことを超越した発言を聞いた覚えがあります。
いい悪いはともかく、あのような惨事と関わってなお自分たちの価値観を問い直すことなく数十年を送ることができるというのは、どういう環境の中で可能だったのかがすごく気になります。