書いては書き直し

はてなダイアリーから引っ越してきましたがまだ整理中です

書評欄切抜きのメモ

あけましておめでとうございます。年末に大掃除をしたら、2007年ぐらいの書評欄の切抜きが一そろい出てきました。
当時の自分のどんな琴線に触れて切り抜きしたのか、よく思い出せないものも一部ありますが、そのまま捨てるのはもったいないのでここにメモっておきます。

金・銀・銅の日本史 (岩波新書)

金・銀・銅の日本史 (岩波新書)

「昔の人が実際どんなモノに囲まれて暮らしてたのか」(色とか素材とか技術とか)というのはいつでも興味津々です。
枢密院議長の日記 (講談社現代新書)

枢密院議長の日記 (講談社現代新書)

倉富雄三郎日記(大正8〜昭和19年)の存在を覚えておきたかったと思われる。
牛頭天王と蘇民将来伝説――消された異神たち

牛頭天王と蘇民将来伝説――消された異神たち

牛頭天王蘇民将来も、まずもってそのエキゾチックな文字列に萌えるんですが、昔の人もそういうとこ多少あったんじゃないですかねーとかいい加減なことを。
靖国戦後秘史―A級戦犯を合祀した男

靖国戦後秘史―A級戦犯を合祀した男

当時「富田メモ」が話題になってたりとか。手元の書評は、松平宮司に反対する人々のさまざまな議論を一つに結びつけようとすることに難点があるとしながらも、丁寧な仕事を評価。
イエズス会宣教師が見た日本の神々

イエズス会宣教師が見た日本の神々

これは今でも断然読みたい。16世紀の日本人がどんな信仰生活をしていたのか、意味世界を共有していないからこそ言える部分がありはしないかと。
統計という名のウソ―数字の正体、データのたくらみ

統計という名のウソ―数字の正体、データのたくらみ

統計学の数字は社会的構成物」ということは当時よく言われていた気がする。しかし最近私は、「統計が真理を表すと多くの人が思っている」ということ自体が神話だったらどうしようと思う時がある。事態はもっと複雑なのではないかと…
眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎

眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎

大好物の科学読み物です。明日にでも読みたい。そういえばプリオンって言葉がいっとき世の中を席巻したなあ。
軍神―近代日本が生んだ「英雄」たちの軌跡 (中公新書)

軍神―近代日本が生んだ「英雄」たちの軌跡 (中公新書)

庶民が求め祀り上げていく軍神、という書評(加藤陽子先生)。戦前の情勢に対するメディアと世論の役割を軍神を軸に、ということでしょうか。
敗北の文化―敗戦トラウマ・回復・再生 (叢書ウニベルシタス)

敗北の文化―敗戦トラウマ・回復・再生 (叢書ウニベルシタス)

時代と地域を超えた文化の比較という方法が成り立つとすればとても参考にしたい。…と今だから思うが、当時は何を考えて切抜きしてたのか…。
「結婚式教会」の誕生

「結婚式教会」の誕生

いつか万が一自分がゼミ指導なんかすることがあったら、絶対に現代の通過儀礼、特に結婚式についての調査をやりたいと妄想しております。
ロハスビジネス (朝日新書 97)

ロハスビジネス (朝日新書 97)

これは買っとかなくてはいけなかった。
そういえば先日マガジンハウスの『ソトコト』のショップの前を通りがかったら、安全(だということを確かめた?)な福島の野菜の応援セールをしていた。ロハスが単なる自然派ではなく、現代社会のそういう抜き差しならないところと向き合って、それでも成り立っていくようなものであれば、なかなかすごいものになると思う。実際はいろいろたいへんかもしれないが。