越前大仏

現在よんどころない事情で、「越前大仏」のことをちょっと調べています。
1987年、某タクシー会社社長が385億円をなげうって建立。
観光地化に失敗して今やすっかりゴーストタウン。


今やすっかり、珍寺巡りの人気者です。


http://www.geocities.jp/apple_puru2/paradise/etizendaibutu/etizendaibutu.htm
http://otsubo.info/contents/wtemple/wtem0p43.html#Anchor-47857


こんなのほんと、80年代にしか現れ得ない存在だなあ。
最初は観光施設でしたが、今は臨済宗のお寺となって、宗教活動を通じて地元との連携を深めているということ。
しかし宗教法人化する前に管理していた不動産会社が固定資産税を払えず、施設は一部市に差し押さえられてしまいました。
今年ついに公売にかけられました。お値段35億円。入札はなかったそうです。よかったですね…
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2007/11/28/20071128ddm041040141000c.html


建てた人は、バブルの世がずーっとずーっと続いて、税金なんか屁でもないと思っていたんだろうか。
ひょっとしたら（スピによくいる）今だけに生きるタイプの人だったのかもしれません。
バブルの影というか傷というか、それは20年経ってもまだそこかしこに残って人々を覆っているのですね…恐ろしいです。