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イトオテルミー

盟友A氏より、お灸とマッサージをあわせたような療法「テルミー」について教えてもらいました。
・イトオテルミー親友会
http://www.ito-thermie.or.jp/index.php
太いお線香のようなものを金属器に入れ、あたたまった金属器で全身をなでるもののようです。こりゃたしかに気持ちよさそう。


しかし私がテルミーに感じた最大のツボは、気持ちよさそうなところではなく、その出自にあります。
昭和4年、伊藤金逸さんという医師(おそらく)が編み出した療法ということです。
レイキやマクロビと同様、精神療法・療術が最も華やかなりし頃の生まれということですね。また、この伊藤さんは帝大「精神医学教室」の所属だったというのにもかなり胸熱です。
この「精神」の2文字に対する当時の感覚を理解するのは、現代では一筋縄ではいかないわけですが、その微妙さを非常によく表してそうな存在です(←想像)。


「親友会」は、自然治癒力を高めることに重点を置いているそうで、特に家庭での実践をすすめることで、家庭の大切さを再認識させるということを重視しているようですが、実践者の使い方はいろいろなようです。特に、他の代替療法との関係が興味深い。
・「テルミー療術師会」所属の方のたいへん貴重なブログ。
http://minaminatsuyo.blog17.fc2.com/
会報や療術師の方の活動、組織のことなど(伊藤氏のご子孫が組織の中心となっているんですね)など知ることが出来ました。写真の人体図(解剖学的のようにも中医学的にも見える)が興味深い…。
・テルミー「治療院」。オステオパシーと併用。
http://ameblo.jp/satohmami0425/
・テルミー「サロン」。レイキと併用。
http://www.thermie-cafe.com/
・A氏はテルミーのことを、知り合いの助産師さんから聞き込んできたそうですが、以下のブログの方も「最近は助産院で出会う人も多い」と。
http://hill.jugem.cc/?eid=317
助産師という職業はその特性上、代替療法ととても相性がよいようですね(過去、ホメオパシーの某団体にそういうところを狙われたわけですが)。テルミー利用者も今後この近辺から増えていく可能性がある。
あとこの記事やコメントに出て来る「癒しフェア」「中央線沿い」というのも何気にキーワードです。
・動画。テルミーの使い方の実演。
http://www.youtube.com/watch?v=It2442i9gJE&feature=related
・動画。「合気道研究者」三枝龍生氏がテルミーの研修会で講演。
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=-jUvi2sdxhI
合気道ってのもそれ系(なんと呼んだらいいのかまだ模索中)の貴重なハブのひとつになっておりますが、ただしマッチョ系です。他方のハブとして癒しフェア的なものがあるわけです。
なお同氏は、野口整体とマクロビ経験者でもあります。かなりの役満状態です。