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陶石とキリシタン、天草上田家

8月初めに天草に行って(ただの旅行)、天草の陶石の歴史について聞いてきた。
有田焼はじめ日本の磁器をつくる陶石のほとんどが天草産であること、陶石(陶業)による村の振興をはかった庄屋上田家第7代・上田源太夫宜珍の話など。
・「天草陶石と上田家の歴史」(上田陶石HP)
http://takahamayaki.jp/takahamayaki/history.html
そのあと天草ロザリオ館に行って、19世紀初頭天草でのキリシタン大量(5千人)発覚事件のことを聞く。
その吟味に立ち会った人々のなかに、また上田源太夫宜珍(下の論文では「源作」と)の名が。
http://reposit.lib.kumamoto-u.ac.jp/bitstream/2298/10131/1/SB0006_169-193.pdf
貧しい村の生活に焼き物で立ち向かい、異教事件では藩と村人の間に立って穏当な決着をめざして立ち回ったということか。
過酷な人生を送った人がいるものだと、思いがけず他郷の昔の人の生き様に深く思いを致すことになった。